日々のケアに、五感で楽しむハーブティーを

私の愉しみ方

乾燥したハーブを煮出し、お茶として楽しむハーブティー。ですが、味がちょっと苦手という人や、種類がたくさんあって何を選んでいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ハーバルセラピー(植物療法)の観点から独自にブレンドしたハーブティーを取り扱う「LITTLE WONDERS」のおおたあきこさんに、ハーブティーの魅力について教えてもらいました!

ハーブティーの魅力とは

アロマテラピーなど、ハーブ(植物)を使用して、心身の不調を癒すハーバルセラピー。ハーブティーはお茶として楽しめるだけではなくて、ハーバルセラピーとしての一面も持っています。薬と違って作用はおだやかながら、お茶として味わいつつ、気軽に植物の中にある有効成分を取り入れられるのです。

「ハーブティーは、日々のちょっとした不調や回復を助けてくれるアイテム。
セルフケアにぴったりなんです」

ハーブはそれぞれ種類によって、効能が変わってきます。

「細かく説明すると本当にたくさんあるのですが、
まずはたくさんある効能の中でも1つか2つ覚えておくくらいでいいと思います」

たとえば、ラベンダーならリラックス。ジンジャーなら、血行促進・発汗など。よく聞くハーブなら、効用もなんとなく想像がつくような気がしませんか。ぺパーミントはスーッとして鼻づまりを和らげてくれるといわれているので、風邪気味かなと思ったら、手にとってみるなど。

ちょっと効用を意識しながら、その日の気分や体調に合わせて、飲んでみるといいかも入れません。

「ハーブティーだからといって、構える必要はありません。
薬ではないので、暮らしの中で、もっと身近に楽しんでもらえたらと思います」

また、バラの花などを含むハーブティーは、ポットで淹れると閉じてた花がだんだんと開いて行く様子が眺められるのも楽しい!

「お花がフワ〜っと開いていくのを見ているだけでも、癒しになるのではないでしょうか。ハーブティーは種類によって色味も変わってきれいですし、ポットの蓋を開けたときに湯気と一種に上がってくる香りや、飲んだときの味わいなど、五感で楽しめるのが魅力です。ハーブティーを飲むことで、慌しい生活の中で鈍ってしまった五感を使い、自然治癒力を呼び覚ましてもらえたら…と願っています」

ハーブティー、おすすめの飲み方

もともとハーブティーは好きで飲んでいたものの、実は苦手な味もあるというおおたさん。

「私がそうだったのでよく分かるのですが、ハーブティーの味が苦手だという人は、
薄めに出して飲んでいるのかもしれません。
最初は、たっぷりのハーブで味を濃いめに淹れて、
ハチミツなどの甘みを加えると、飲みやすくなります」

また、コーディアルにして飲むのもおすすめだそう。コーディアルとはハーブや果物などをシロップに漬け込んだ濃縮ドリンク(シロップのようなもの)のことで、自宅でも簡単で作ることができます。

「コーディアルにもハーブの有効成分はしっかり出ていますし、お湯を沸かさなくても、
飲みたいときにすぐ飲めるのがいいところ。
水で割って飲んだり、夏ならソーダ割りにしてもいいですね」

と、ここまでハーブティーの魅力や楽しみ方をいろいろお伝えしてきましたが、おおたさんのこんな言葉が一番心にしみたのでした。

「お茶の時間は、本来リラックスしてお話などして楽しむ時間。
そのときに飲みたいものを自由に楽しんでもらうのが一番です」

LITTLE WONDERSのハーブティー

以前は、デザインや映像制作のお仕事をされていたというおおたさん。忙しい毎日で体調を崩すことも多く、そんなときは薬に頼ってしまいがちだったと言います。そこで注目したのが、もともと好きだったというハーブティー。体質改善などの効用があることを知り、お店に買いに行くも、なかなか自分がほしいと思うものを見つけられなかったのだとか。

それなら自分で作ろう!とハーブティーの勉強を始めたのが、「LITTLE WONDERS」の始まり。小さなネットショップからスタートして、今や「LITTLE WONDERS」のファンは全国各地に!(私もその一人)

オーガニック、無農薬、またはワイルドクラフト(自生)の茶葉のみを使用しており、ノンカフェインなので、夜に飲んでも寝られない!ということになりません。気になった方は、サイトをぜひチェックしてみてください。オンラインでも購入できます!

LITTLE WONDERSのサイト

江角 悠子

TPM.編集長。冷蔵庫に常備しているお茶は麦茶。仕事前に急須で煎茶を淹れて飲むと、集中できるような気がしている。最近好みのハーブティーに出会い、そのおいしさ...

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