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ザ・京都なロケーションが素敵な「白川カフェ」でいただく、お茶とコーヒーのいいとこどり「京茶珈琲」

店舗紹介

白川の穏やかな流れと柳の風景。映画やドラマのロケにもよく使われる、京都を代表する風景のひとつですが、このグッドなロケーションに「白川カフェ」があるのをご存知ですか?

元ガレージをセルフリノベした、気軽なスタンドカフェ

三条通りから白川沿いを南に下がったところにある白川カフェは、もともと民家だった建物を活かしたカフェ。それまでもガレージや地域の倉庫として使われていたそうです。ですが、もっと有効な活用方法がないかとアイディアが出され、せっかくならこのロケーションを活かしたものを、ということでカフェとして運営することになり、現在に至ります。

向かって右側はガレージだったところを、水回り以外は皆さんでセルフでリノベーションをして、完成させたそうです。2017年5月のオープン以来、観光客はじめ地域の方もよく訪れているそうですよ。

メニューはこのようになっていて、ソフトドリンクのほかアルコールも用意されています。一見よくあるカフェのメニューですが、よ〜く見ると何やら見かけない文字が。「京茶珈琲」…? しかも「ほうじ茶コーヒー」や「麦コーヒー」とも書かれています。そう、こちらは「京茶珈琲」というブランドの直営店で、オリジナル商品を展開・販売しているのです!!

気になる「京茶珈琲」とは?

京都西陣のコーヒー焙煎職人が、京都宇治茶の銘茶に出会って、まったく新しいコーヒー「TEACOFFEE」が誕生しました。製茶工場直送の宇治茶と、世界中から取り寄せた選りすぐりのコーヒー豆を独自製法で丁寧にブレンド。日本茶の「旨味」や「渋み」が、コーヒーの味わいに新境地をもたらしました。

思わず誰かに伝えたくなる…。味覚の感動体験をお届けします。

「京茶珈琲」とは、文字通りお茶とコーヒーがミックスされた飲み物。和食や和菓子に合うものを、というコンセプトのもと開発されました。茶葉もコーヒー豆も、それぞれがこだわりのあるおいしいものが使われています。

お茶では物足りない、コーヒーが飲みたい。でもコーヒーでは和食や和菓子に合わない…じゃあ一緒にしてしまおう! というところから始まったそうですが、どの種を使いどんな配合でつくるか…無限の組み合わせから試行錯誤をくりかえし、製品化にいたるまで2年もかかったそうです。

それにコーヒーとお茶では抽出時間が異なるのに、こちらの商品は分けることなく一発で淹れることができます。そこが一番苦労されたそうで、苦労のほどがよく分かりますよね。

「京茶珈琲」は日本で開発されたものですが、アメリカやフランスなど海外から先に発表・発売されました。「和コーヒー」として高評価を受け、多くの企業が興味を示したとの事。その後日本で発売という、いわば逆輸入的な経緯をたどっているそうです。

画像はイチオシの「焙(ほうじ)」。京茶珈琲をはじめて飲む人にオススメの、ほうじ茶と中煎りコーヒーとのブレンドです。お茶のような色味で、何も知らずに受け取るとちょっと濃いお茶と勘違いしてしまうかも?

飲んではじめに来るのはコーヒーの味。あとからじわじわとほうじ茶がやってきて初体験の味! けれどクリアで甘みがなくても、このままでぐいぐいと飲み干せます。思わずおかわり!と言いたくなるほど、のど越しがいいです。

コーヒーの味はするけど苦味や渋味はあまり感じられないので、コーヒーが苦手な人でも大丈夫なのでは。確かにこれなら、和食や和菓子と一緒に飲んでも違和感なさそうです!

ちなみに、比率はコーヒーの方が多いそう。さっぱり飲めたのでちょっと意外に思いましたが、それだけおいしく感じられる味に仕上げるのは、かなり難しいのでしょうね…。

「焙」のほかには

●煎茶と浅煎りコーヒーの「煎(せん)」
●麦茶とのブレンドでカフェインレスな「麦(むぎ)」
●番茶と深煎りコーヒーの「番(ばん)」

があります。オーガニック茶葉を使用したものもあって、より安心していただくことができますよ。

お店には上画像のようなチャート図が用意されていて、特徴も詳しく書かれています。どれにしようか迷ったら、このチャート図も参考にスタッフの方に相談してみてはどうでしょうか。しかし、どれもおいしそうで気になります。とりあえず全制覇しましょうか…!

こちらは一番人気という「ほうじ茶コーヒーラテ」のアイス。焙をベースにミルクと甘みが入っています。甘みが三温糖なので、自然でこっくりとした味わいが特徴です。

同じもの?と思うぐらい違いがあって、これもとてもおいしいです。疲れて甘いものがほしいときにちょうどよさそう。こちらもあっという間に飲み干してしまいました。

どのドリンクもですがホットとアイスがあるので、気候や気分によって飲み分けてみてください。

今までありそうでなかった、お茶とコーヒーが融合した「京茶珈琲」。お茶好きもコーヒー好きも、きっと満足できる飲み物だと思います。喉を潤すときはもちろん、食事のお供としても活用できそうですし、これから新たなムーブメントが起こるかもしれません!

ほっこりイートインでも、テイクアウトでそぞろ歩きでも

注文したものは、テイクアウトでも店内でイートインでも、どちらでもいただくことができます。
左側には小さな窓があり、テイクアウトの場合はこちらから注文するとスムーズ。できあがると小窓から手渡してくださいます。何だか絵になっていてかわいい!

このまま白川界隈を散策しながら飲み歩いてもいいですし、広さ4坪、5席ほどのイートインスペースもあるので、腰掛けて休憩もOK。ほっこり落ち着ける空間で、歩き疲れた体を休めるのに充分です。

店内は入口やトイレのドアがアンティークなのですが、これらは古民家から譲り受けたもので、この店舗でどうしても使いたかったのだそう。ドアを活かせるよう、ドアのサイズから設計したというこだわりぶりです。
もうずっとここにあるかのように、自然に馴染んでいてとても素敵なので、来店の際はじっくり眺めてみてくださいね。

カフェとしてだけでなく、地域の交流の場に

今回話を伺ったのは、店長の西村さん(左)と代表の森川さん(右)。西村さんが主に店頭に立っているそうで、柔らかな笑顔で来客をもてなします。ゲストハウスなど兼任で忙しい森川さんも、時々はこうしてお店に入り、お客さんとコミュニケーションを取っているんだそうです。

取材時ご近所さんが飲みに来られたのですが、森川さんがお客さんを名前で呼ばれ、親しく接しておられたのが印象的でした。このあたりは高齢者の住民が多いそうですが、気軽に立ち寄れるお店が意外と少ないのだそう。おじいちゃんおばあちゃんたちでも、ふらりと足を運んでもらえるお店でありたい…憩いの場としても、まちづくりの拠点としても、情報を発信し賑わいをおこしたい、白川カフェにはそういう想いも込められているそうです。

白川カフェでは通常営業のほか、月に一度「月イチBar」というイベントが開催されています。この日は17~22時頃まで夜営業が行われ、いつものメニューに加え、お酒や森川さんチョイスのカレーが登場することも。昼間行けない人が仕事帰りに訪れたり、昼間とは違う雰囲気で賑わうそうです。 ここから新しい取り組みや動きが生まれることもあり、白川カフェが目指す”まちづくりの拠点”としての場になりつつあるのだとか。

気軽においしい飲み物が飲めるだけでなく、地域交流の場としても活用できる…これは、これからの街角カフェの在り方かもしれません。今後の白川カフェの賑わいが、とても楽しみです!

店舗情報

住所:京都市東山区唐戸鼻町559-4
電話:075-744-1619
営業時間:13:00〜17:00
定休日:火曜日・水曜日不定休(詳細はSNSでご確認ください)
アクセス:市営地下鉄 東山駅下車 徒歩約3分

ホームページ:https://shirakawacafe.com/
Facebook:https://www.facebook.com/shirakawacoffee/
Instagram:https://www.instagram.com/shirakawacoffee/

デブ子デラックス

カフェが好きで、京都を中心にいろんなお店を巡っています。 コーヒーや紅茶も飲むけど、緑茶やほうじ茶が好き。お茶のおいしいカフェを見つけると、3割増でテンショ...

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